EL写真の撮影者は誰? [1枚の写真から]
これがフルフレームの画像です(2)なかなか痺れるアングル&フレーミングですね~川沿いにずらりとならんだクルマを回りこんでいくELが大都会を感じます~ここはNYではなくシカゴ、川を渡ってきた単行木造車がいるカーブはR30くらいか?撮影は1949年だそうです。
半逆光に輝く線路が印象的なショットの撮影者はこの青年↓です~(3)当時20歳そこそこで総合雑誌「LOOK」のカメラマンだった青年~
彼はNY地下鉄でもCedar好みの写真を撮っています。
(4・5)この2枚は18歳の時の撮影だそうで~鉄じゃない彼ですから車輛よりも人物中心の写真が多いですね~(6・7)なんったって報道写真の「LOOK」の人ですからね~この連作は「Love & Life On New York Subway」と名付けられています。
彼はNY地下鉄でもCedar好みの写真を撮っています。
(4・5)この2枚は18歳の時の撮影だそうで~鉄じゃない彼ですから車輛よりも人物中心の写真が多いですね~(6・7)なんったって報道写真の「LOOK」の人ですからね~この連作は「Love & Life On New York Subway」と名付けられています。
・・・上写真からおよそ20年後~初々しさは影をひそめ、すっかり怪人の風貌になった姿がこちら。
(10)「スパルタカス」「バリー・リンドン」「2001年宇宙の旅」「時計仕掛けのオレンジ」「シャイニング」などの話題作・問題作を作った映画監督スタンリー・キューブリックなのでした。(11)
Cedarの趣味は鉄以外には映画(他に音楽&最近は街歩き)なんで、彼の映画にはマメに付き合ってきましたし「2001年~」なんかは10回以上観てますが、映像のすごさに感心しつつ「なんでそうなる?」というストーリーが破綻してる作品も多いと今でも思っています。それでも強引に引っ張っていく「映像の力」こそがキューブリック映画の真骨頂なんですが~
写真家出身の映画監督は結構いて、往々にして映像重視>ストーリーは二の次、という傾向はあります。その中の巨匠がキューブリックなのかも?
ワケワカメだけど得体の知れない力があるヴィジュアル、その片鱗は若き頃の写真にも~(12)この写真とか、好きだなあ~
(13)
シカゴELの1枚写真から最後はNY-Subwayに潜っちゃいましたね(爆)~ブログの話が破綻しちゃうのもネタがキューブリックだから?
(10)「スパルタカス」「バリー・リンドン」「2001年宇宙の旅」「時計仕掛けのオレンジ」「シャイニング」などの話題作・問題作を作った映画監督スタンリー・キューブリックなのでした。(11)
Cedarの趣味は鉄以外には映画(他に音楽&最近は街歩き)なんで、彼の映画にはマメに付き合ってきましたし「2001年~」なんかは10回以上観てますが、映像のすごさに感心しつつ「なんでそうなる?」というストーリーが破綻してる作品も多いと今でも思っています。それでも強引に引っ張っていく「映像の力」こそがキューブリック映画の真骨頂なんですが~
写真家出身の映画監督は結構いて、往々にして映像重視>ストーリーは二の次、という傾向はあります。その中の巨匠がキューブリックなのかも?
ワケワカメだけど得体の知れない力があるヴィジュアル、その片鱗は若き頃の写真にも~(12)この写真とか、好きだなあ~
(13)
シカゴELの1枚写真から最後はNY-Subwayに潜っちゃいましたね(爆)~ブログの話が破綻しちゃうのもネタがキューブリックだから?
ではまた。
2021-10-08 06:00
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コメント(10)
鬼才ですね。
難しい要求でスタッフが「根」を上げるかな。
製作リストを見て我輩は案外たくさん見てることがわかりました。
「突撃」「スパルタカス」「博士の異常な愛情」「2001年・・・」
「時計じかけ・・・」「バリーリンドン」「フルメタルジャケット」
なんでもなさそうな地下鉄写真もただごとではない。
by 小肥り (2021-10-08 09:43)
写真に写っている人たちが皆きちんとした格好で、特に男性はスーツネクタイに帽子ですものねえ。この時代から比べると、今はカジュアルになりました。そういえば、スーツ着たなんて、2020年~21年に何回あったことやら。
キューブリック氏監督作品はいくつか見ましたが、やっぱり難解でした。
by ナツパパ (2021-10-08 11:54)
子供の頃に見て、なんだか分からないけれど、いつか分かるようになると思っていた。あの時の印象は、なんだったのだろうと、何度も見てしまう。いつか分かるかと思っていたけれど、やっぱり、よく分からない。何でもググれば分かるような、つまらな世界でも、好奇心をひく。
by hanamura (2021-10-08 13:16)
この人の写真はモノクロの持つストーリー性を容赦なく引き出している点で凄いと思います。(1)(2)について、CTAのTrack Mapの推移によれば、どちらも現在は廃止されているとお見受けします。運河の鉄橋の向こうはCanal駅、本線の手前は行き止まり終点Quincy&Wells駅、分岐線はすぐに左に90度曲がってFranklin駅があり、その先でLoopが左から90度で回り込む形で合流していました。現在は地下のBlue Line が郊外と街の中心部との輸送を担っているはずです。Green Line の南側では、鉄骨高架線が公園のような空き地が目立つエリアを走っています。昨夜の日暮里舎人ライナーの脱輪現場の周辺風景と似ているようでした。
by 京葉帝都 (2021-10-08 13:17)
へええ~
キューブリックって、LOOKのカメラマンだったのですか。
この一連の写真、素晴らしいですね。
by 八犬伝 (2021-10-08 20:27)
■小肥り様
>「突撃」「スパルタカス」「博士の異常な愛情」「2001年・・・」
「時計じかけ・・・」「バリーリンドン」「フルメタルジャケット」・・・これだけご覧になってるとはすごいです。特に初期の3作
■ナツパパ様
ス―ツ着て仕事したことが無い業種~ジャケット&ネクタイが精々な業種でしたので・・・写真の時代は日本なんかもっと堅苦しい装いだったのでしょうね。
■hanamura様
テーマに相応しくラストが難解なコメ、ありがとうございます。
■京葉帝都様
シカゴELの路線情報ありがとうございます。きちんと調べて書けよ!と叱責されてる気がします。
■八犬伝様
街&人写真としてなかなかだと思います。パースペクティブに拘ってるのは映画的かもしれません。
by Cedar (2021-10-08 22:31)
海外オンチゆえ低レベルな質問失礼します。
この電車は右側通行で左に走って行くんですよね。
分岐したのか合流するのかで我が妄想絵図が違ってきますので、、、
by シグ鉄 (2021-10-09 07:47)
■シグ鉄様
>この電車は右側通行で左に走って行くんですよね。
はい、その通りです。アメリカはヨーロッパとは異なり鉄道もすべて右川通行です~(一般鉄道の複々線などでは融通無碍に双単線なども組み合わせてますが)
by Cedar (2021-10-09 08:03)
LOOK、昔LIFEと共に古本屋に並んでましたが、そこそこ高価で立ち見するだけでした。
キューブリックの写真も見た記憶はありますが、改めて拝見するとドキュメンタリー風で分かりやすいですね(若さゆえ?)構図に後々映画に繋がっていく要素がある様にも感じますが、戦後のN.Y.がストレートに良く表現されている写真と思います。しかし鉄道関係の写真を沢山撮られているとは知りませんでした。
by gop (2021-10-09 11:02)
■gop様
キューブリックのNYフォトを見て思い出したのは、「裸の町」という映画です、殺人事件捜査をドキュメンタリータッチで描いた作品でNY市民生活や街の風景、地下鉄なども出てきます。この映画の公開とキューブリックのNY写真は時期が同じ~ひょっとしたら影響されたのかも~?
by Cedar (2021-10-09 14:06)