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台北の鉄道博物館(その1) [外国鉄写真]

3泊4日の台湾から帰ってきました。
今回は食>街>鉄っていう気分でしたが、着いた日、11月26日午後はいきなり鉄活してました。D6BAFC58-2B6C-40A0-923E-09D7071CAF71.jpeg(1)前回来た時は空き家状態だった旧台湾総督府鐡道本社が、國立台灣博物館-鐵道部園區として整備・公開されていたのでホテルチェックインまでの時間に行って見たという次第~AF9967FE-2408-401A-81C2-C53FA5E9A0CE.jpeg(2)単なるキルタイムのつもりでしたが(こらこら)結構楽しんじゃいました。

街歩き爺として、まずは木造+煉瓦を組み合わせた建物自体も魅力的でした。戦前は台湾総督府交通局鉄道部→戦後は台湾鐡道総局が1993年まで使っていたそうです。CFA4FE7E-8501-4533-BAF9-00379F39878B.jpeg(3)D7BD17F6-DE42-43CC-8385-1654B5488C96.jpeg(4)エントランス部のあたりの造りは柱の石膏装飾が見もので、建物自体も古跡(台北市3級古跡)として扱われているようです。

本館の周辺には、エコーモデルのパーツで作れそうな日本式の鉄道建屋も~3701AC64-B1CE-4761-86AD-80697C9EDD29.jpeg(5)

実車の展示こそ無いものの、鐡道展示もうまく構成されています。B3228D56-73BE-40B8-949D-E0ACEE26F23A.jpeg(6)歴史→鉄道技術→車輛の変遷→駅施設みたいな流れですかね。ギミック的な展示は少なく、かなり博物学テイスト。今の日本のガキお子さん鉄には物足りないですね、きっと。
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こう見えて案外真面目(アカデミックとも言う?)なCedarとしては、昨今の日本の鉄博(って、大宮と名古屋しか行ってないけど・・)の鉄道車輛テーマパーク的雰囲気よりも、「博物学」の匂いのするこういう雰囲気が好きなんです。

84FCD483-597F-44EE-B997-CD97D47DA80D.jpeg(8)実車の展示がないので、車輛の変遷は大型模型で・・・模型鐵でもあるCedarだからか、後で見たらその画像が多かったので、いろいろご覧ください。
なぜか高鐵の模型はありませんでした。同様に日拠時代のも少なかったけど、これはまあ仕方無い・・・AB30055B-CF09-41D0-851D-01EC9ACA305E.jpeg(9)実物にお詳しい方が見たら「ああ、あれか」なんでしょうが、なんせSLには興味が無くって・・・

こちらは知ってますし、実際に見ています、縦貫線電化と同時に登場したELですね。BD7CFBF3-1955-4209-AA8A-7F0E5CB2B602.jpeg(10)製造が同じ南アのせいか、自強號EMU100に似た顔つきです。
今も走ってるメリケン製に比べ、ずいぶん小柄で普通列車や小貨物牽引に使われてたようです。

キールン駅構内各停04.jpgキールン発車02.jpg(11・12=1995年撮)Cedarが乗ったのも縦貫線の普通列車でした。

659B625E-0839-4450-9097-9438FD3D4491.jpeg(13)前々回のブログにも登場した日立製R0もありました。

ステンレス製光華號DR2700の先達、初代の高速気動車として登場したその名も<飛快車>DR2600EEE8C724-1958-46A8-87A1-844C1803E51B.jpeg(14)非電化で単線区間も多かった台北~高雄間を5時間ほどで走ったそうです。藍色柴油車もここから始まったようですね。623B34DA-4938-4EAB-9D42-EF56101416A5.jpeg(15)独特の軸梁式台車も東急車両製なんでしょうかね(調べろ!)

キハ07にカウキャッチャーつけたようなコレもエエなあ。CE3C39D4-2BDF-44CD-A4D9-257DA7C4F272.jpeg(16)

そして、台鐵の歴史には重要な初代自強號EMU100形も~1CC56EC0-62EB-4E50-9C1A-F1BCE487AD84.jpeg(17)この翌々日に思いがけない場所で実物と再会するんですが、そのお話はまた。

これら大型模型たちの作りも展示方も、万世橋の交通博物館の香りが・・・ガキのころこういう模型を飽きずに眺めていたCedarにはタマランです。
ちなみに実車展示メインとなる施設も台北市内に建設中とな、なぜかJNRの583系とかも展示される(らしい)のが謎ですが~中部の苗栗にも展示施設がありますね。F4024BFE-F049-4E85-81F8-ECE21037245E.jpeg(18)
してみると、やはりここは由緒正しい建物の中で台湾鐡道の歴史を肌で感じて学ぶ場所、っていう位置付けかな?
CA044942-6E7D-4D38-9F58-9B6B3FB76C11.jpeg(19)閉塞装置や標識なども日本式が基本なので、ますます「あの交通博物館」に居る気分になってしまう・・・339AE0CB-FE0E-44D6-8AB0-1F8C214C7EFF.jpeg(20)いちばん右側に見える背の低い信号機は今も使われていて、これは日本には見られないスタイルで、ここは台北だぜィ!と言われた気がしました。


そして階段を上って2階へ・・・そこには2250907C-E8B0-46DF-AC3B-F2C2B4F4895C.jpeg(21)おお~(続きます)
ではまた。

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OER3001

帰国早々の先ずは第一報をありがとうございます。
OER3001氏は台湾に行ったことはありませんが(上空は通過しています)、1/20程度でしょうか、模型が良いですね。模型製作所は明記されていたのでしょうか、気になります。続報楽しみにしていますよ。
by OER3001 (2024-11-30 23:52) 

Cedar

■OER3001様
早速のコメントありがとうございます。
博物館模型ってガキの頃から好きでした。制作所(者)については全く気にしていませんでした、スミマセン。
by Cedar (2024-12-01 00:27) 

ナツパパ

こういう施設があるのですね、知りませんでした。
建物も展示も素晴らしいですね、半日くらいはいられそうです。
今風のデジタル仕様の、ディスプレイの、とは違うのが素晴らしい。
by ナツパパ (2024-12-01 14:11) 

Cedar

■ナツパパ様
>今風のデジタル仕様の、ディスプレイの、とは違うのが素晴らしい。
そうなんです!「博物館の空気」を久しぶりに感じました。昔の万世橋の交博に流れていた空気です。ホテルチェックインまでの時間つぶしのつもりがじっくり楽しみました。昨年あたりに開館したようです。
by Cedar (2024-12-01 14:29) 

Cedar

★nice!いただいた皆様
ありがとうございます
by Cedar (2024-12-02 20:12) 

シグ鉄

言われてみれば交通博物館ってそれなりにアカデミックでしたよね。上野の科学博物館でもそうですが、ガキが興味あるモノを並べそこからなにかを学ぶ。その様な姿勢がありました。
それに比べ、、、名古屋のアレはなんなんでしょうね。
by シグ鉄 (2024-12-02 22:59) 

Cedar

■シグ鉄様
昔の小説で、博物館の階段の下の秘密の部屋に、帰りたくない子供たちが棲んでいる、っていう話が好きでした。交通博物館の石の階段にはそういう感じがありましたね。
って、何言ってるんだか・・
by Cedar (2024-12-03 00:08) 

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