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佐伯祐三展とおフランス模型のストラクチャー [アート&本]

大阪中之島美術館で開催中の佐伯祐三展。東京で見逃していたので、似非神戸市民してた先週火曜(6月13日)に観に行きました。
佐伯祐三OIP.jpg高校時代、鉄研と美術部の二股部活やっていたCedarのカルチャーアイドルの1人が佐伯祐三でしたね。
saeki2.jpg展示されてた自画像、別にイケメンだったからアイドル、というわけではないですよ。

なんたってそのころはおフランス文化(アート・映画・文学 etc.)にどっぷり染まってたCedar(そのくせ、アメリカンインタアーバンとMotownサウンドは大好き!というひねくれCedarだったんでした。)、大学の第2外国語は迷わず仏語で、映画観まくってたせいで「発音だけはトレビアン!」と先生に嗤われました。仏映画_IMG_6974-49d0b.jpgハリウッド映画に背を向けて、おフランス映画観まくってるうちに、映画に登場するフランスの鉄道車両が気になりだしてしまい・・仏映画m_tr_sardo_1476.jpg仏映画m_ZAZIE04-911c7.jpg仏映画m_E382BEE383B3E38393E383BCE382BAEFBC91.jpg挙句の果てにそのモケーにも嵌った。という次第です、仏映画m_ZAZIE18-c4d4d.jpg仏映画E382BEE383B3E38393E383BCE382BA3-cb8e3.jpg
それと佐伯祐三がどう関係あるんだ?
はいはい、車両だけでは飽き足らず、映画に出てくるおフランスの街並みを線路脇に作ったりしてたんです~仏映画m_ZAZIE54-45cf9.jpg仏映画o0490035615098273025.jpgアメリel2010-cina-03-04-2-1200-0-72-80-1598931686.jpgネットはもちろんレンタルヴィデオもない時代、映画で一瞬見ただけのおフランスの街を作る・・・そのときに漆喰の壁の色合いや、屋根や窓枠の色使いや、なにより壁の汚れの感じの参考にしたのが佐伯祐三描くパリの街並みだったんですね~9C07CBD0-F8A0-46DE-B1B5-E3A4621B74E6.jpeg佐伯祐三main_6.jpg今回の展覧会で作品の系譜説明に「壁のパリ」なんて文言見つけて、ちょいと感激したりして~9E45618B-C311-46C2-BCAD-67AE10C308D9.jpeg5D6BBF5C-768A-4A15-8C45-0DE71691213A.jpeg
自分でも油絵描いていたんで、元の色の上に少量のグレイやブラウンやバーントシェンナ(レンガ色ですね)を乾いた筆でこすりつけてマチェール=壁の材質感を表現する~ああ、matiereなんて仏語を久々に思い出しましたわ〜84EC113A-F7E8-42CE-A6C6-1ADCA439AB6E.jpeg油絵では普通の技法がドライブラシと呼ばれてることも知らずに、「やったね!油絵のこの技法でやるとストラクチャーの壁の質感ええ感じだあ!」とひとり悦に入ってましたねえ。

当時の車両はゾンビ状態でまだとってありますが仏映画m_ACC6608E-F93E-479B-B5A5-313B02F5D790-ce2fa.jpeg仏モケーm_IMG_2585-6e845.jpg佐伯祐三気分で作った(爆)ストラクチャーはさすがに残っていません。今見たら無茶苦茶恥ずかしい出来なんだろなぁ〜。6497203F-7905-43E8-9C2A-1C5E90EAAF7F.jpeg今回展示作品唯一のパリの鉄風景画、バスティーユ界隈の鉄道高架。
この展覧会は、一部を除いて作品の撮影が可能でしたのでこの記事も書けました。

てなわけで、久々のおフランスな午後を大阪中之島で過ごしたアメリカンインタアーバン好きCedarでしたとさ。

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ではまた。




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