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欧州瘋癲旅日記(その3)リスボンの純粋メリケンお電車たち。 [昨今鉄写真]

メリケン風の外観でリスボンの街を走り回るエレクトリコたち~7CD5B4B3-BB4D-46B9-9CCB-0B7B18402250.jpeg
(1・2)実は下廻りはジーメンス製のハイテク仕様=いわば欧米混血(爆)なんです~C3A71363-9710-4CF3-BA70-3088BF3E7794.jpeg

なあんだツマラナイ!とお嘆きのメリケンお電車好き(お前だ!)には・・・ほい!ここがあります~92D51074-41E8-402C-9EC4-D335929E3D5C.jpeg8F905D04-6FB5-4981-95E5-C47D63CB94D9.jpeg(3・4)MUSEU DA  CARRIS=カリスミュージアム、ちなみにCARRISはリスボンの路面電車・ケーブルカー・バスを一元的運行してる事業体です。

ココにはハイテク導入前のお電車が静態動態交えてバッチリ保存されています。E7B6D625-CE4A-485E-A16A-71AEAB1C7B4E.jpeg(5)実は23年前にも前までやってきたのですがその日は臨時休館だったか門前払い、今回やっと見ることが出来ました。

館内はいくつかのセクションに分かれてて、セクション1は資料・写真の展示、セクション2が実車保存展示。7099909E-CAB0-4C8E-B41D-B6D13B3D7113.jpeg(6)セクション1の展示も充実してるんですが、やはりお目当ては保存お電車。
1から2への移動が動態保存車に乗って~って演出がニクイ!
上の図でTRAM TOURと書かれてるのがこれです。

69057C34-9372-4110-80C8-7B321E5093AC.jpeg28A3CFC0-6BF5-4DD0-860B-4AC6FC239E23.jpeg(7・8)

そこそこ広い構内を、吊りかけモーター音高く走ってセクション2到着!AB35402A-BF38-456D-894C-AA17E7BEFB11.jpeg(9)~トラバーサーの向こうにお電車の姿がぼんやり見えてますね~。

ワクワクしながらドアを開けると~~じゃーんそこはオールドメリケントロリーがいっぱい!ブリル製お電車のオンパレードだあ!


4649F2CA-B2FE-428B-92F3-19E252011BA0.jpegA75B7506-E7F3-4903-BB35-AECD923C711B.jpegFEE9F566-6899-4CAA-9D99-BDD949510975.jpeg
(10~12)ゲージこそ違いますが同形車はアメリカ各都市に活躍してたはず、でも今じゃアメリカには残ってないでしょうねえ。車内の造作もオリジナルのまま!20430D23-9384-4C32-886A-DD571EAB323F.jpeg6EA09505-0862-4A63-94B2-ACFA0A889157.jpeg(13・14)

アメリカのストリートカーではお馴染みのオープンベンチトロリーも、美しい姿で迎えてくれました!
~メリケンお電車好き感激です!
EDC11F02-55C6-4325-BD2F-F9C4581CECDB.jpeg(15)YOUTUBEで見たら、お迎えにコレが出動することもあるらしいです。
これは現在の単車に似た車体のボギー車、これの台車が~870F96EA-103C-4BD5-96B2-F84BA3F73E8F.jpeg
(16・17)マキシマム・トラクションの実物は初見でした~
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戦後製になると純粋メリケンではなくなってきますね~1BACBEEE-9233-444B-8936-21867F4C9E08.jpeg
(18・19)台車もイギリス流が入ってるみたいです。8D1D9430-D426-45C5-AACF-93B5341A3D89.jpeg

コレは土佐電に来たのと同形~その旨説明がありました。
0288BB0C-AB52-49BB-8E96-A8985A279F37.jpeg(20)
同じようなデザインの単車とトレーラーも~これはこれで独特です。9277471D-D100-4135-B286-E7385FAD64B6.jpeg(21)

お電車以外にもエゲレス製の2階バスやらいろいろ展示されていて、充実した展示に満足して外に出ました~外のトラバーサーもエエ味出してますね~5F2514D4-3952-4056-BA15-96375C1090AA.jpeg(22)保存車を車庫から出すときには動くみたいです。

出口まではまたまたお電車が送ってくれます。ポール回しが済んだら出発準備完了。CC245274-33DE-4AA0-80F7-C479785478D6.jpeg(23)

後部デッキから構内を動画撮ってみました、EF56BA93-8C33-4DB2-A8A5-E0B95917E16D.jpeg(24)
鬼線路が続いてタノシイ~

出口横でオールドタイマーとお別れし、受付でお土産買って終了しました。B4518EF6-7DEA-49F6-8DD8-AC070A20AC31.jpeg(25)


とかとか~こんなヨーロッパの辺境(爆)の都市でさえ、交通インフラ・産業資産の保存・展示がここまできちんとされているのに、かつて世界一の路面電車路線を持っていた東洋の某大都会には、まともな電車保存施設すら無いってのは、やはり寂しいなあ。E7D9AC87-506A-4017-BF38-D9E29BB17456.jpeg(26)
バカらしい大運動会やら、高層ビルおっ建てるために公園の樹木伐採に税金無駄遣いする街からやってきた瘋癲電車ヲタ爺は、思わずため息~やれやれ。

ではまた。

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欧州瘋癲旅日記(その2)サウダージな今昔写真 [今昔鉄写真]

23年前にも訪れてるリスボン、っとくればこりゃ拙ブログのメイン(爆)である「今昔写真」の絶好のネタ!ってことで、当然それは意識して撮影してました。

まずはアルファマの丘の上、28系統と12系統分岐点の2000年と2023年。
(以下、赤ノンブルは2000年撮

リスボン2000m_E383AAE382B9E3839CE383B3E382A2E383ABE38395E382A1E3839EE680A5E59D82E5A4A7E382B5E382A4E382BA-4d393.jpg1FB71A895-E8FD-438D-8D83-B35F35695427.jpeg(2)急こう配で下っていく28系統の様子や周囲の建物は殆ど変わりません。20年の間に街路樹が育ったくらいですかね?
ん?おやおや、よ~く見たらここは線路配置が変わってますねえ。小さくて見難い昔写真の分岐部分は一度単線になってますが~
リスボン2000m_2003E383AAE382B9E3839CE383B3E383A2E3838EE382AFE383AD02.jpg3・4)A89A9BEB-8595-4B32-A5D1-AC7B1B9AF0DD.jpeg

今写真ではご覧のように複線のまま12系統が合流してます~ってことは12系統は時計周りの向きだけになってしまったんでしょうか?

引き続いてこの先、28系統のハイライト区間(?)ともいえるアルファマ地区のせま~い街路を抜けていく区間の今昔写真をご覧ください
リスボンm_E383AAE382B9E3839CE383B3E38388E383A9E383A0E382A2E383ABE38395E382A1E3839E01-4a0f9.jpg5・6)2C918ACD-E976-4B3B-8594-A2B52E34CFE4.jpeg

なあんだ、エレクトリコも街並みもぜ~んぜん変わってないじゃないかあ!リスボンm_E383AAE382B9E3839CE383B3E382A2E383ABE38395E382A1E3839EE8A6B3E58589E99BBBE8BB8AE38199E3828CE98195E38184E5A4A7E382B5E382A4E382BA-13517.jpg
7・8)どっちが昔かこっちが今か?まったくわからないよ~~。B3E7D8D3-675C-46A3-BEFF-5ED84DF8FEB1.jpeg

リスボントラムアルファマ04.jpg9・10)D7893F8F-596F-4496-B620-39585CE6ECE5.jpeg有名スポットの今昔も~さすがに今写真の方が観光客が多いですが周囲の建物は変わっていない・・

前回ご紹介した、バイシャ・シアードのガントレット区間あたりも~やはりほぼ変わってない。
リスボン2000E383AAE382B9E3839CE383B3E38388E383A9E383A0E382ACE383B3E38388E383ACE38383E3838802.jpg11・12)50BE582B-BEF3-43D3-ABA7-0838BFA763FA.jpegいやはや今昔比較の意味が無いですね(爆)


そしてここはエレクトリコのハブともいえるコメルシオ広場~ここも変わってない!46A1A09D-1A67-4466-8DF0-9FF8658FF4F2.jpeg(13)だけど、お電車ぜんぜん来ない!
2000年の時は観光電車の乗り場がありましたが。今はどこから乗るんだろ?リスボン2000m_E383AAE382B9E3839CE383B3E382B3E383A1E383ABE382B7E382AAE5BA83E5A0B4E381A8E8A6B3E58589E99BBBE8BB8A-2ac4e.jpg14A9E0E8D4-BDC0-405E-88EB-08AA9F7BEAD6.jpeg(15)バイシャ地区の道路が封鎖工事中で、全面的にバス代行になっていました、今写真にエレクトリコの姿が無いのはそのせいです。
リスボン2000E383AAE382B9E3839CE383B3E382B3E383A1E383ABE382B7E382AAE5BA83E5A0B4E38081E696B0E697A7E5A4A7E382B5E382A4E382BAjpg.jpg16)こちらは昔写真、新旧お電車がすれ違ってる正面奥の線=国鉄アポロニア駅に向かう路線は廃止されたようです。

一連の道路封鎖工事のせいで、Cedarが是非キャッチしたかった12系統が歩道に食い込んで直角に曲がるこのシーンは撮れずでした(涙)
リスボン2000_E383AAE382B9E3839CE383B3E38390E382A4E382B7E383A3E382AFE383ADE382B9E58886E5B290E5A4A7E382B5E382A4E382BA-00935.jpg
17)そんなこんなのリスボン今昔写真。
20年も経ってるのに「変わってない」のオンパレード→今昔写真の意味な~し!ってのは今どき珍しいです。

8927D356-C670-475F-AF80-B976D6A263B8.jpeg(18)やはりこの街には、リスボン名物サウダージ(哀愁、怠惰、くつろぎ etc.~を表すポルトガル語)な時間が流れてるんだなあ、と思うのでした。

でも、どこもかしこも再開発という名の街壊しが横行するカオスなトーキョーからくると、むしろ嬉しい・ほっとしたのは歳のせいでしょうか?
32FBD874-6A09-4BE1-BFA7-F07765E4D926.jpeg(19)

23年前に来た時は建物の新築工事をほとんど見ないことや、煤けたような古めかしい街並みを見て「なんとしけた街なんだ!」と思ったんですから・・オイラも青かった(爆)?

97908711-F0D4-4967-B8FC-2C6C6C3A28CB.jpeg(20)

以上、サウダージな今昔写真でした。

ではまた。

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欧州瘋癲旅日記(その1)リスボン鬼線路 [街人鉄写真]

10月24から11月8日までの欧州お電車巡り旅、主要目的地の一つだったのがポルトガル・リスボン~C822C176-C26F-48D1-9B70-50AAC8323330.jpeg7BB19776-C78D-4527-9076-87CAAA663666.jpeg(1・2)
23年前に訪れ、街並みとエレクトリコ(当地でお電車はこう呼ばれます)の絶妙なマッチングに「いつかはまた」と思ってたのがついに実現しました。

その時から鬼線路好きCedarが気になってたのが、街のそこここに現れる「ガントレット区間」でした。7E43C60D-A443-4B61-B048-2FD3DD78421A.jpeg1B192E19-353B-49B8-8779-8FB8616318CB.jpeg(3・4)

日本だと名鉄瀬戸線くらいしか思い浮かばないガントレット。
リスボンにはエレクトリコ28系統に3か所。近年復活したらしい24系統に1か所ありますので、各所の様子をご覧ください。

まずは28系統、リスボンの中心地バイシャ・シアード地区のものEDC1F499-603E-4FC3-A81A-3BDDC64A7EB1.jpeg(5)複線でやってきた線路が狭い道を単線一方通行で抜ける分岐点がこんなことに〜EE30725E-B15F-4964-AAE1-1D8E0B6508B2.jpegE3032A9D-17F6-481D-868C-9444EBA5A22A.jpeg
(6・7)
坂の上のガントレットは、古い街並みの向こうにテージョ川が見えるリスボンらしい場所でもあります。下っていくお電車の傾きが半端ない~
1D05A5EA-0450-49CD-9F17-33E602721166.jpeg(8)今回宿泊したホテルからも近くて、散歩がてら、食事のついでにお電車撮影してました。

お次のは、28系統が有名なアルファマ地区を抜ける区間にある、カーブしたガントレット。69A239FD-3F01-4796-84B4-8BC2C7386AE7.jpeg(9)
ここは観光写真にもよく登場しますね。7DBD2FF5-DA47-4B6D-97D4-0D5ABF2BD416.jpeg9CCBC4B2-CD6E-494E-9ACA-CA31A690542D.jpeg(10~12)67325778-4E6E-49F5-9A67-01AB807098D7.jpeg
以前来た時よりも、周囲に観光客向けのショップやカフェが増えてました。


そして28系統3番目のガントレットは、アルファマの丘から下町の終点マルティン・モニスに下る途中にあります。
4D1671F3-5DF8-47BF-AFD0-E9AA6EF62A21.jpeg0DE40A2B-70D5-4721-B805-2ACB91C2D514.jpeg(13・14)
ここはガントレットというよりは極短単線、スプリングポイントがふたつ向き合ってる状態ですね。

そして23年前には運休していた24系統のガントレットに初訪問。9A0621DA-7A74-4C16-B175-4FDBC0B705E0.jpeg(15)城門をくぐる区間がガントレットになってるという、いかにもヨーロッパの古都らしいシチュエーションに痺れました!
9C8AD3BD-F9BF-408E-AEAF-B15ECFBEA3D4.jpeg(16)
狭い道の城門をフルサイズで入れたら、撮影がスマホだったせいもあり、ついつい縦構図が続いちゃう~
88286666-2A50-42E4-BE47-453CC200BFD3.jpeg(17)
道路標識のピクト、めっちゃわかりやすい!
ここを訪問したのが黄昏時で、城門の鐘楼に灯りがともって雰囲気満点~そんな中で撮影に夢中になってしまい、歩道の工事穴に片足突っ込んで転倒~危うく大怪我するところでした〜なんてハプニングもあったものの、リスボンガントレットめでたくコンプリートした瘋癲老人Cedarでした。

B7A85F43-0138-409B-962E-DE2ED2349A7D.jpeg(18)24系統が28に合流するところも、ホラ鬼線路〜コレ、リスボンの得意技です。
どこも街路が狭い故の配線ですし、周囲の建物もぴかぴかのビルなんか無く、どこで撮ってもそれなりに絵になるので、路面鉄にはリスボンやはり魅力的な街でありますね。1D9B2B7B-6191-40A3-90E6-663801173A8E.jpegDD5FA04E-B263-44EB-92AF-6C79B1B4E226.jpeg(19・20)
とはいえ1990年代以来というトンデモ円安の折、直行便も無いヨーロッパの外れのあの街まで、わざわざ行かれる方がどれだけいらっしゃるかは知りませんがァ~。
ではまた。

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ひさびさの海外旅から帰国しました~ [雑感・雑談]

ブログやらモケーやら鉄ニャンやら(爆)放置して、2週間ほどスイス→ポルトガル(リスボン・ポルト)→ドイツのお電車見てきました~6E484050-5901-4914-B85B-A491D9E2EFE3.jpeg2AA61798-5CB4-4891-BE8C-3C572986DBA9.jpeg
(1・2=スイス・チューリッヒ)

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(3・4=ポルトガル・リスボン)

「なんでメリケンじゃないんだ?」というご意見もありましょうが、主目的だったポルトガルのお電車(特にポルト)は、メリケンでもすでに見られないブリル製の古典電車の宝庫で涎の出そうなのがぞろぞろいました。2B18F606-AB2A-4321-9A7F-10C145CDA194.jpeg3BF8E04F-894F-49EF-9B4A-656E2C199648.jpeg5B3D0CE7-ECF0-44E8-ACA1-30AE5D0FF489.jpeg
(5~7=ポルトガル・ポルト)

そんな瘋癲老人旅の話をブログにどのようにアップするか?結構悩んでおります。
0994691D-7E57-401B-96C3-45CADE33458F.jpeg498EBF66-073B-4BD1-84B7-C250B860EA9A.jpeg
(8・9=ドイツ・フランクフルト)
街並み隙間電車?尾根遺産?鬼線路?・・・単に旅日記だらだらは御退屈でしょうし・・
時差ぼけ(老人ボケ?)アタマの整理つきましたら、ぼちぼちご覧いただきます。B03CB86F-7FF1-4A4F-A374-BE79C27E6C35.jpeg(10)それまで珈琲でものみながら、気永にお待ちくださいまし~

ではまた。

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